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集中力 〜 FC町田ゼルビア 対 ジェフ千葉
カテゴリ: J2 / テーマ: Jリーグ / ジャンル: スポーツ
勝ち点11、18位のFC町田ゼルビアと勝ち点24で6位のジェフ千葉との一戦。
町田は総得点12,総失点18と失点が先行しているものの、得点もできている。あとは試合運びを安定させ、失点を減らすことができれば順位をあげることができそうだ。対する千葉は、総得点16、総失点7。上位の中では得点力が劣っているが、守備の安定が目立つ。

町田の藤田泰成が前々節にJ2通算100試合を達成したということで花束が渡された。

主審は井上知大さん。34歳の1級審判。通算70試合の経験をもつ。

〜 立ち上がり
 パス回しによりゲームを組み立てようとする町田。しかし、これが思わぬ落とし穴となってしまう。
 クリアが小さくなったところを田中に奪われ、そのまま持ち込まれる。細かいパスをつながれ、最後は田中にシュートを決められてしまった。

 立ち上がりは落ち着いて入りたかったところだが、思わぬ形で失点をしてしまった。


〜 ボールはつなげど・・
 町田は、パスをつないでいく。ボールのポゼッションとしては明らかに千葉を上回っている。しかし、そのパスを千葉に狙われ、思わぬピンチも招く。チームのカラーである以上、やむを得ない面があることは分かるが、細心の注意はしたい。
 
 他方でもう少し中央をつかったり、思い切って縦へ入れるなどの変化が欲しいことも間違いない。

 千葉がもたせているというよりは、町田のペースで試合は進んでいる。ここでどう得点するかだ。
 そういった意味では、千葉の最終ラインのミスから訪れたチャンスを鈴木孝司が決められなかったのはいたい。ここで決められていたら、試合は一気に町田ペースになっていただろう。


〜 追加点 
 ペースを掴んでいた町田。
 しかし、次の1点は千葉に入った。深井がキープしたボールを裏に出すと藤田が左足を豪快に振り抜き、ネットを揺らした。
 深井と藤田の個人の能力の高さから生まれたゴールだった。
 
 町田は、ボールをキープしていながら、要所要所でのプレーに甘さが目立つ。このシーンでも藤田には寄せきれなかった。


〜 得点ラッシュ 
 2点を追う町田は、後半からドラガン・ディミッチを投入し、早い時間帯での得点を狙う。得点を狙う意図は、後半開始早々、ディミッチが距離があるところからシュートを狙っていったにも現れていた。

 後半14分、次の得点は千葉に入った。
 おそらくは千葉で一番得点に飢えていた男、深井が裏に抜けて落ち着いてゴールに流し込んだ。前半の藤田のシーンもそうだったが、町田のディフェンスラインは裏を狙われると極端に弱い。

 後半4分に平本の折り返しからディミッチがフリーでシュートを放つが、これは大きく上にはずれてしまった。前半のチャンスもそうだが、ここで決めれば流れが変わるというところで、町田は決められない。

 その後、千葉に都合で3点が入るが、いずれも裏をとった得点だった。町田のディフェンスラインに少しあきらめのような気迫のなさを感じられたこともあるが、完全に裏をとられた失点だった。
 町田としては、この点はチームとしてどう対応していくのは緊急の課題だろう。


〜 意地の一撃 
 0−4となり、試合が決まったかのような雰囲気も流れ始めた中で、平本が意地を見せた。
 混戦からこぼれたボールに思い切って足を振り抜き、ボールはキーパーの上を突き抜けてゴールに突き刺さった。落ち気味だった町田の雰囲気に勇気を与えた一撃だった。

 「最後の1秒まで戦おう」という横断幕に応えた一撃だったといえよう。

 結局その後2失点し、スコア上は完敗だった。ただ、前戦の選手達は最後まで戦っていた。


〜 守備の修正を …町田
 パスをつないでいこうとする中でカットされてしまうのは、まだチームの構築中であることややろうとしているサッカーをやっている中でのことなので、ある程度は目をつぶらないといけないと思う。 
 他方で、守備における裏を狙われたときにどうするかは、もっと高い意識で対応しなければいけないのではないか。2列目から飛び出してくる選手をつかまえることが難しいのは理解できるが、あまりにあっさりと裏をとられすぎている。他のチームも今後、裏を狙う動きを増やしてくるだろう。その対処をどうするのか、ラインをさげてしまうのでは、町田のやりたいサッカーではないサッカーとなってしまう。中盤でのディフェンスとどう連携をとっていくかが課題となる。
 攻撃面は決定力不足ということになるが、これについてはあきらめずに何度もチャレンジすることを大切にして欲しい。チャレンジャーとしてJ2に臨み、それなりの手応えもあったとは思う。しかし、あくまでチャレンジャーなのだから、最後まであきらめない姿勢を見せ続けてほしい。


〜 快勝、しかし …千葉
 得点差ほどに試合内容には差はなかった。それどころか攻撃面では町田の方がいいリズムだった。
 裏を狙う動きが効果的であったこともあり、途中からはカウンターが増え、得点を重ねることができた。しかし、ボールポゼッションを目指すサッカーとしては、まったく狙ったサッカーができていなかった。
 縦に入れたときのフォローが弱いと思う。藤田にあててもそこにフォローに行く選手がいないからボールを奪われてしまう。
 それからボランチの機能の仕方も関係している。ここ数試合は、マークミリガンと佐藤健太郎の2ボランチだったが、この試合はマークミリガンはベンチスタート。千葉の試合を見る限りでは、一番選手の入れ替えが激しいポジションであり、選手のカラーの違いもあることから、あまり安定したパフォーマンスを発揮できていない。
 最終ラインも山口が入って安定しているが、ここが欠けた場合、どうなるかは未知数だ。
 試合結果に一喜一憂する以上に千葉の課題はまだまだ多い。 
 


FC町田ゼルビア 1 ー 6 ジェフ千葉
3分 田中佑昌(千葉)
41分 藤田祥史(千葉)
59分 深い正樹(千葉)
61分 田中佑昌(千葉)
69分 平本一樹(町田)
75分 藤田祥史(千葉)
79分 田中佑昌(千葉)

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2012.05.13 / コメント:: 0 / トラックバック:: 1 / PageTop↑


目指すサッカー  〜ガンバ大阪対ベガルタ仙台
カテゴリ: J1 / テーマ: Jリーグ / ジャンル: スポーツ
勝ち点7、総得点12・総失点21と明らかに攻守ともに精細を欠く2連敗中のガンバ大阪。
対するは前節今シーズン初黒星を喫したベガルタ仙台。総得点20はリーグ最多、総失点8はリーグ2位と安定しているが、ここ2試合の試合内容は決してよくない。仙台は少し息切れ気味か。赤嶺の復帰がカンフル剤となるか。

試合前藤ヶ谷陽介がJ1通算200試合出場を達成したことで花束を受け取った。


主審は山本雄大さん。
国際主審。29歳で通算27歳の経験をもつ。


〜 松波ガンバ
 縦へのボールが早く入る。ただし、ペースが一定なのが気になるところ。早く縦へという攻撃の意識は見られるし、仙台のディフェンスが多少対応に苦慮しているようには見えるが、緩急が必要ではないか。
 積極的なプレーが目立つのはセホーンのときには見られなかったことだ。

 しかし、倉田秋はよく絡んでいる。セレッソでの経験が本当にいい方向で出ている。倉田がいるといないとでは、ボールがどの程度回るのかで大きな差がでるだろう。ガンバにとって欠かせない存在となっている。

 ディフェンスでは、前線からのプレスが目立つ。
 ディフェンスラインのもろさは前半ではみられていない。裏へ抜けるボールが入っていないので、あまり安定しているという表現も使えない。
 
 最前線と2列目の距離が離れすぎているシーンがよくみられる。バランスは決してよくない。セカンドボールを拾っているのが仙台であることがその証左だ。


〜 出足の早さ
 仙台は高い運動量を保っている。これは手倉森監督が長い期間をかけてチーム作りをしてきた効果が出ている。出足の一歩目がガンバを上回っているため、セカンドボールに絡むのみ仙台の方が早い。
 昨シーズンは高さがウィークポイントだと思っていたが、相手チームからすると、いかに仙台に数的優位でのディフェンスをさせないかがポイントになりそうだ。その中で個人技での突破でのディフェンスのバランスを崩し、スルーパスのタイミングと動きだし、ミドルシュートといったところが必要となりそうだ。

 オフェンス面では、もう少し関口と太田に絡んで欲しい。赤嶺とウィルソンにボールがおさまったときに他の選手がどう絡んでいくか。ウィルソンが低い位置をとっていることが多いので、その分2列目の選手に求められることも増える。そういえば菅井のオーバーラップがあまり見られない。倉田と藤春が積極的にあがっていることも影響しているのか。


〜 功を奏した得点
 ガンバは、プレスからのカウンターがチャンスにつながっている印象があった。ボールのポゼッションは決してよくない。普通に縦へのボールをいれても前線で選手は孤立しているため、チャンスにはなりづらい。
 ただやはりセホーンのときよりも走る。

 先制は、細かいパス回しから、佐藤がボールをキープして仙台ディフェンスを引きつけたところがポイントだった。佐藤のパスを倉田がダイレクトでゴール右隅にけり込み、先制点を奪った。倉田はフリー。
 ガンバ久々の得点。以前のガンバらしさといわれるとそういう得点ではないとは思うが、攻めようとする思いが実を結んだ得点だ。 
 
 仙台のディフェンスがあわてたのか失点後、イエローが立て続けにでる。
 その後のガンバのセットプレーからの決定的なヘディングシュートは林が股の下でどうにか止めた。たたみ込まれるところでどうにか止めた。仙台は落ち着きたい。
  

〜 復活のエース
 時間とともにガンバのバランスが崩れ、運動量も減少していく。後半20分くらいから、中盤に穴ができはじめている。
 
 仙台の同点弾は、左サイドからの攻撃。完全にフリーだった梁のクロスに赤嶺が滞空時間の長いヘディングシュート。これがネットをゆらした。
 
 ガンバのディフェンスのバランスが悪くなり始めているということを書き始めたところでの失点。
 赤嶺のマークについていた今野の対応もほめられたものではなかったが、それ以前に梁のところへの丹羽のプレスが遅く弱すぎた。

 その後は、少し大味な試合になった。
 バランスを大きく崩した攻撃が目立った。仙台が同点としたこととガンバの運動量が落ち始めたことで仙台ペースで終わるかと思ったが、ガンバがよくがんばった。


〜 一試合通しての戦い方 … ガンバ
 後半は明らかに息切れだった。プレスもかからず、空いたスペースをうまく使われての失点。
 この試合、裏に入れるボールが少なかったため、それほどディフェンスが崩れるシーンは目立たなかったが、コンパクトに早いプレスを前提とするのであれば、それを継続してできるように集中力を保たなければいけない。

 佐藤はよくポストプレーをしていた。パウリーリョはハイボールには弱いので、それを補う活躍をしていたと思う。あとは、ゴールにどう絡むかという点か。倉田へのアシストはあったが、佐藤本人のゴールへの意識をみたい。
 
 ガンバの行っているコンパクトなサッカーは裏をねらわれる可能性も高い。キーパーとのスペースをどうケアするかだが、この点がどうなのかは、この試合からはわからない。ただ柳沢に抜けられたシーンをみるとこの後も苦労しそうだ。


〜 勝ちきれない … 仙台
 チーム力で勝負する仙台。最終ラインの固さは昨シーズンから変わらない。最後のひとつのプレーを怠らない姿勢が見える限りは失点はそうそう増えないだろう。

 他方、昨シーズンからの課題である得点力。2点目をとる力が求められる。赤嶺が復帰したのは大きな材料だが、ウィルソンと赤嶺の2トップに他の選手がどうからんでいくのか。太田・関口・梁といったいい選手がいるだけにこれらの選手、そしてそのさらに後ろの選手たちがどう絡んでいくのかが課題となる。
 それに加えてフィニッシュにもっていくまでの工夫も必要だろう。セットプレーからの得点が多いようだが、裏をかえせば崩しての得点が全体に占める割合としては少ないということだ。
 個人的には、ウィルソンにもう少し高い位置にとどまってプレーをしてもらいたい。あとは、菅井に代表されるような2列目以降の飛び出しというのをもっと見せて欲しい。  
     


ガンバ大阪 1 ー 1 ベガルタ仙台
62分 倉田秋(ガンバ)
78分 赤嶺真吾(仙台)

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2012.05.13 / コメント:: 0 / トラックバック:: 1 / PageTop↑


首位攻防 〜ベガルタ仙台 対 清水エスパルス
カテゴリ: J1 / テーマ: Jリーグ / ジャンル: スポーツ
未だ負けなしで首位を走るベガルタ仙台。対するは連勝で2位まであがってきた清水エスパルス。
最初に仙台に土を付けるのは、清水か。勝ち点差は5あるが、勢いは清水にある。
中盤はつぶし合いが必死のこの一戦。

200試合出場を達成した上本大海に伊達武将隊から花束が贈呈された。


主審は佐藤隆治さん。35歳のプロフェッショナルレフェリー。通算82試合の経験をもつ。


〜 立ち上がり
 立ち上がりは、やはり中盤のせめぎ合い。やや清水がサイドをつかった積極的か。

 前半13分をすぎたところで、ひょう、雷、雨で中断。
 一過性のものだと思うが、この中断が試合にどういう影響を与えるか。
 ピッチは相当の水を含んだ。

 清水の玉離れがいい分、仙台のディフェンスがうまくはまっていない。
 仙台がプレスに行ったところをうまくかわしてのボール回しとなっている。仙台のプレスはいいだけに、これをどうかわすかが攻撃のポイントになるわけだが、この点を清水はよく研究しているようだ。


〜 均衡破れる
 後半30分前後くらいからやや仙台が縦へのボールを多用し、押し込み始めた。清水はやや防戦一方になる。

 しかし、先制点は清水にはいる。
 高木のクロスに合わせたのは大前!高木が縦へ行くと見せかけて内に切り込み、センターリング。大前はディフェンスを振り切りヘディングシュート。
 清水の2人の若武者が得点を生んだ。

 しかし、大前や高木ほど動き回られるとディフェンスが厳しい。


〜 交代による効果と・・・
 清水は伊藤翔を投入。さらに前線を厚くする。
 対する仙台は、大前対策でパクチソンに代えて田村を投入する。

 試合は、ホームの声援を後押しにして仙台が猛攻をしかける。清水にファールが多くなってきた。
 
 後半23分、カルフィンヨンアピンがウィルソンの突破を止めたとして、今日2枚目のイエローで退場。後ろから倒して突破を止めたということだろが、ちょっと厳しい。
 清水は、残りの時間、1人すくない状態で戦わなければいけなくなった。

 1人多くなった仙台は優勢に試合を進めるが、最後のところで清水のブロックを崩しきれずに得点ができない。
 工夫が欲しいのだけど、どうしても単調になってしまっている。これでは1人退場してブロックを強く固めた相手を崩すことは難しい。

 
〜 林彰洋
 山本海人を押しのけて今シーズンゴールを守り続ける林。流経大のときから能力が高いことは評判だった。
 この試合、後半13分の決定機をコースをうまく消してクリア。
 後半25分には太田のフリーキックを見事なセーブ。
 後半45分のウィルソンのシュートにも落ち着いて対応。

 海外での挑戦から国内に戻ってきた林だが、昨シーズンまでのレギュラーの山本を押しのけて正ゴールキーパーをはる理由も納得ができる。
 潜在能力の高さや期待値などがかなり大きい。今後、大きく育って欲しい選手だ。 


〜 今季初黒星 … 仙台
 ディフェンスのマークが甘かった。大前のような動くプレーヤーに適切なマークをつけることができなかった。ディフェンスは、仙台の生命線。ここに攻撃を加えたのが今シーズンの戦い方だが、ディフェンスが安定しなければ、攻撃にも移れない。
 
 攻撃でいえば、少し単調になりすぎていたと思う。単純に縦に入れるパスをもっと多用してもよかったのではないか。どうしてもサイドに流れてしまっていたが、中央を使うことで相手のディフェンスを揺さぶることも必要だった。
 
 今シーズン、初黒星。しかもホームでの敗戦。ただし、仙台の戦い方がここで揺らぐとは思えない。次をどう戦うかが大切だろう。


〜 耐えきった … 清水
 イエローの枚数が多いのが気になる。この試合も退場者を出しての戦い。カードを多くもらっていることはシーズン中盤から終盤になれば大きく響いてくる。
 小野や高原を頼らずに首位仙台に勝利したわけだが、不安はつきない。

 清水を牽引するのは、高木と大前であることは間違いない。
 しかし、今年はディフェンスがそこまで大崩しないのが大きいと思う。昨年は裏をねらわれた動きに極端に弱かったが、今年は我慢強く対応している。
 ディフェンスの安定が今シーズンの好成績に影響していることは間違いない。
 
 正直、シーズン開始前は中位くらいかと予想していた。ここまでいい試合をしている。今後も期待したい。



ベガルタ仙台 0 ー 1 清水エスパルス
40分 大前元紀(清水)

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2012.05.07 / コメント:: 0 / トラックバック:: 0 / PageTop↑


お得意様と鬼門 〜ザスパ草津対ジェフ千葉
カテゴリ: J2 / テーマ: Jリーグ / ジャンル: スポーツ
勝ち点12で15位のザスパ草津。3連敗中で足踏み中だ。対するは勝ち点18で10位の千葉。こちらも補強し、昇格候補にあげられながらも未だ連勝がなく、停滞気味だ。

草津は、ホームでは対千葉戦に負けなし。千葉が絶好調のときでも草津は千葉を粉砕してきた。お得意様を料理してもう一度上昇気流に乗りたいだろう。一方千葉は、正田スタジアムは、いい思い出のない鬼門。ここでの勝利は単なる1勝よりも意義があるかもしれない。


主審は小川直仁さん。47歳の1級審判員で通算150試合の経験をもつ。


〜 我慢の先に
 今シーズン千葉に期限付きで移籍している荒田智之。昨シーズンジュビロ磐田に所属していたが、出場機会に恵まれず、今シーズンは千葉に移籍してきた。もともとJ2で実績のある選手であり、千葉では得点が期待されていたが、ここまでノーゴールの上、出場機会も少ない。
 
 その荒田、同じく今シーズンに移籍してきた藤田がサイドで裏にぬけると中央に走り込み、藤田の折り返しをゴールにたたき込んだ。
 藤田は、その前に決定機でキーパーの正面にシュートを打ってしまったが、これを帳消しにするプレーだった。

 我慢してゴールを狙い続けた荒田。いいボールが入らなかったことが多かったと思うが、とうとう結果をだした。
 これで勢いにのるかと思ったが、荒田は足を怪我してしまい、交代となってしまった。


〜 迫力がなく・・
 草津は、本当に外国人をとってくるのがうまいチームだという印象をもっている。ガンバ大阪のラフィーニャもしかりだ。
 リンコンやベンチに控えるへべルチも結果を出している。

 しかし、連敗中だからなのか疲れがたまっているのか攻撃に全く迫力がない。ボールもつながらないが、なにか気迫が伝わってこない。
 パスミスが多いことは仕方ないとして、それにしても前に向かうプレーが少ない。もっと押し上げないと得点を奪うのは難しい。負けているときこそ動かなければいけない。
 リンコンがいかに優れていようと一人で突破することは難しい。この試合スタメンの土井は、もっと前に向けた積極的なプレーをして欲しかった。せっかくのチャンスを守りに入っても仕方がない。
 いろいろな意味で前半シュート0本はいただけない。


〜 流れを切る
 草津は、後半から土井に代えて遠藤を投入。前線の動きに活性化を図ろうとする。この意図は多少の成功をおさめ、草津が攻める時間は確実に増えた。後半5分には決定機を迎えるが、シュートを決めきれない。
 しかし、選手間の距離がよくなったし、なによりシンプルにゴールを目指す動きがでてくるようになった。
 後半10分には千葉の伊藤にネットをゆらされるがオフサイドの判定。その前のシュートにあたった深井がオフサイドだった。草津には、まだチャンスはある。

 しかし、後半15分、フリーキックから山口にヘディングシュートを決められてしまった。山口は移籍後初ゴール。ガンバ時代でもセットプレーから得点を奪っていた山口。力強いシュートは北の手をはじいてゴールに突き刺さった。

 草津はせっかくペースをつかみ始めたところで失点をしてしまった。失点後、ヘベルチを投入したが、失点後では少し遅いか。

 時間とともに足が止まり始める草津。
 交代で入ったヘベルチは、フリーでいてもなかなかボールが入らない。コミュニケーションの問題だろうか。草津は元気がなく、あまり声もでていないようだ。
 結局、得点を奪えず試合終了。
 
 


〜 泥沼4連敗 …草津
 後半はチャンスを作ってはいたが、フィニッシュまでは遠かった。もう少しフィニッシュへの意識を高くもって、多少の距離があっても打つ意識が欲しいと思う。
 リンコンが前線に控えるところで、ここに熊林・松下といったラインがどう関わるかが草津の攻撃のポイントになる。
 はっきりとしているのは、中盤のバランスが悪いことと運動量がないこと。中盤のバランスが悪いからボールがつながらないし、セカンドも思うように拾えない。運動量があれば、多少はバランスが悪くてもカバーはできるし、高い位置で奪っての速攻もできる。
 少しチーム全体が停滞している感じがする。
 
 次は連休最後の試合。走りきってほしい。


〜 初の連勝 …千葉
 得点差だけをみれば快勝といえるだろうが、内容はそこまでではない。
 得点シーン以外は無駄が多く、パス回しも遅いため、相手に守られてしまうことが多い。チャンスになるときは、シンプルにボールがまわったときだが、何故かこれを反復することができない。中盤が空いてしまう部分については、2トップにして前後の関係をつくることで少し解消された感じもしたが、荒田が怪我をしてしまったことから、何ともいえない状況だ。荒田に代わって出た大塚は、まだチームになじんでいないのか、全くといっていいくらい存在感を感じない。シーズン開始後に加入したことから、突然なじむことも難しいとは思うが、このままでは戦力としてカウントするのは難しい。
 ディフェンスに山口が加入したため、ディフェンスは昨年よりも明らかに安定している。得点をどう奪うかが課題なのだが、この課題はまだまだつづきそうだ。
 
 

ザスパ草津 0 ー 2 ジェフ千葉
9分 荒田智之(千葉)
60分 山口智(千葉)
2012.05.04 / コメント:: 0 / トラックバック:: 0 / PageTop↑


外部の力 〜ヴィッセル神戸対大宮アルディージャ
カテゴリ: J1 / テーマ: Jリーグ / ジャンル: スポーツ
和田監督が解任され、安達ヘッドコーチが指揮をとるヴィッセル神戸。対するは上位進出を目標にしながら、やはり足踏みを繰り返す大宮アルディージャ。勝ち点9で13位の神戸と勝ち点11で10位の大宮との一戦。

神戸は、田代・大久保が離脱中で攻撃陣の奮起が望まれる。

主審は東城穣さん。35歳の国際主審。通算104試合の経験をもつプロフェッショナルレフリー。


〜 出会い頭
 今季はスタメンの小川慶治朗。大宮ディフェンスのバックパスを追いかけ、キーパーとの競争にかってゴールにけり込んだ。
 出だしから積極的な意思が出ていた小川。このシーンでも競り合った後、すぐにボールを追いかけてゴールという結果を出した。

 大宮は完全に出鼻をくじかれた。中途半端なプレーが失点につながったとはいえ、予想をしていなかった失点だっただろう。


〜 走る
 今日の神戸はよく走る。
 これまでの試合は運動量が少ないことが一番の問題だったと思う。しかし、この試合は、微妙なタイミングでもあきらめずに全力で走っている。昨年までみられた前線からのプレスも見られている。前線からの守備により攻守にわたり制するのが昨年までの神戸のサッカーだった。これができていれば、もう少し上にいただろうに・・・

 対する大宮もサイドをうまく使った攻撃を繰り広げる。特に左サイドのチョヨンチョルは、やはり強い。突破の意識も高いから、個の力で大宮のストロングポイントとなっている。
 カルリーリョスが中央でボールをさばき、サイドをうまく使っている。逆にいえばカルリーリョスに出るボールを抑えてしまえばいいということにはなるが・・・

 しかし、大宮が中盤で神戸のプレスにひっかかるシーンが見られる。大宮としては注意しなければいけないところだろう。
 攻撃の場面でも、もう少しシンプルに前を意識したボール運びをしないと神戸のプレスに引っかかってしまう。

 しかし、神戸はこの運動量を最後まで持たせられるか・・・


〜 気持ちの高ぶりか 
 後半16分、決定的なシュートをライン際でクリアしたイグァンソン。大宮の初めてとも言える決定機を見事につぶすビッグプレーがでた。

 そのイグァンソンは、後半15分、野沢のフリーキックにふれてボールをゴールに流し込んで追加点を奪った。野沢のフリーキックは、キーパーの手の上を越えて、フリーのイグァンソンのところへ。完全なお膳立てだった。 野沢のキックがそのまま抜けていたら・・・入っていたかもしれないし、そうでなかったかもしれないという微妙な軌道だった。 

 イグァンソンは大きなプレーを2つやってのけた。
    
 大宮は、一気に苦しくなった。攻撃のリズムがない。何かを変えなければこのまま零敗となりかねないが・・・
 前線がとにかく動きが悪い。カルリーリョスがボールを出すところに苦慮している感じすらする。


〜 交代後に
 大宮・神戸ともフォワードを交代により投入した後。大宮は東に代えて長谷川悠、神戸は小川に代えて茂木を投入。

 その茂木がファーストタッチで森岡のシュートがはじかれたところを詰めて今季初ゴール。
 大宮はディフェンスが中途半端だった。森岡についてくるディフェンスもいなければ、茂木も完全にフリーだった。

 交代の効果が早速でた神戸。対する大宮は長谷川が前線で起点となれるか。

 結局は、神戸の運動量は最後まで意地され、大宮はあまり形をつくれずに敗退となった。
 監督交代という特効薬が効いたのか、神戸が勝利をおさめた。


〜 息を吹き返したか …神戸
 前線からのプレスが復活した神戸は会心の勝利。ただし、監督解任による短期的な効果と言われるかどうかは、今後の試合による。
 前線からのプレス→ショートカウンターが主たる戦術である神戸が、この両者がなくなっていた。サポーターもようやく神戸のサッカーがみれたと思っていることだろう。このサッカーに野沢や伊野波などがどう関わっていくかが、今年の見所だった。安達監督代行は、本来目指すはずだったサッカーを遂行するだろう。ただし、噂される新監督とのかねあいで時間がそれほどあるわけではないから、厳しい指揮になることには変わりないだろう。
 できることなら、西野監督のサッカーではなく、今あるサッカーを昇華させてほしいと思う。


〜 完敗 …大宮
 大宮は、神戸の前線からのプレスに完敗だった。あまりいいところもないまま終わってしまった。
 連戦の疲れがあるとはいえ、課題は運動量と時間をかけすぎるプレーだったと思う。もう少しシンプルにプレーをすれば、ゴールに近づくプレーができたと思う。ボールをもってからの玉離れの遅さ、前を意識して欲しいところでのバックパス。
 2連勝中のところだったので、ちょっと残念な試合だった。これが繰り返されないよう気持ちを切り替えて次ぎに臨んで欲しい。
 しかし、こういった試合をなくしていかないと上位進出は難しいだろう。 


ヴィッセル神戸 3 ー 0 大宮アルディージャ
3分 小川慶治朗(神戸)
60分 イグァンソン(神戸)
68分 茂木弘人(神戸)
2012.05.03 / コメント:: 0 / トラックバック:: 0 / PageTop↑


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弁護士やす

Author:弁護士やす
Jリーグ創設元年からJリーグの試合を追いかけています。弁護士の職業よりもJリーグ観戦歴は長い(笑)
サッカーだけでなく、法律がかかわる問題を簡単にご説明いたします。

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