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迅速・適切な行動を ~震災を影響とした倒産の増加
カテゴリ: 法律関係
 東日本大震災の影響を受けて倒産したと思われる企業が66社にのぼったという報道がありました(帝国データバンク)。

 倒産の多くは、間接的な倒産だとされています。
 直接的な倒産が少ない原因としては、①震災・余震の影響により、まだ落ち着いた状態にはなく、整理を考える余裕がない、②法的な破産をするためには、予納金などのお金がかかり、これが安くなく準備ができない、③金融機関との話し合いがうまく行き、現時点では資金のショートをしていない、という3点が考えられます。
 そのため、事実上の倒産という件数でカウントしたら、66件の比ではないでしょう。

 間接的な倒産が多い理由としては、①関連企業が被災した・そのため、生産などができなくなった・そして資金繰りが苦しくなり、金融機関に対する返済もできなくなった、というパターンと、②風評被害にあい、もしくは被災地に近く交通の便が悪いため、お客が減った・そのため、従業員の給与も払えず金融機関への返済もできなくなった、というパターン、③自粛による影響が考えられると思います。
 いずれにせよ、震災後の資金繰りの苦しさをカバーする方法がないため、体力的に持たなくなったところが倒産しているということです。多少体力が残っていたところも徐々に体力がなくなっていくので、近い将来の倒産件数はやはり増えると思われます。
 震災がなかったとしても遠からず倒産していた企業はあるかもしれませんが、そういった中で優良企業が倒産している例もあると聞いています。

 金融機関への返済については、第一義的には金融機関との話し合いになります。直接的な被災地ほど、この話し合いは円満に進んでいるようです。
 被災企業に対する貸付制度(内閣府のパンフ32頁PDF)なんてのもありますが、不十分に過ぎます。
 現状では、中小企業金融円滑化法というのもありますが、今回の震災に関していえば利用されているかはわかりません。予想している場面が異なっているのが邪魔しているのかもしれません。
 いずれにせよ直接的な法律はありません。

 中小企業は、国内に約430万社あるといわれ、約2800万人が働いていると言われ(数字は中小企業庁の発表による)、国の経済の根幹を支えるものです。中小企業を支えることは、国の経済を支え、そこで働く人たちの生活を支えることになるのに、そういった意識が残念ながら政治家には乏しいですね。
 管首相に対する批判は多々ありますが、本当に対応が遅い。今回の間接倒産にしても、金融機関に対する返済を一定の簡単な要件のもとに2年程度猶予する、各金融機関も日銀に対する返済を同程度猶予する、という特例法を早急に成立させてしまえば、震災の影響によって資金繰りで困って倒産しか選択肢がなくなる、という最悪の事態も防げたかもしれないのに・・・
 法制度の不備をどうにかするのは、内閣であり、国会の責務です。しかし、あの方々は、現場にいないから悠長に構えすぎです。数字がもっと大きくなってから対応するのでしょうね。政治家は、騒がれてから動くことが多いですから。


 以下は、個人的な意見です。
 最後に少し話がかわりますが、「自粛」という言葉、程度に応じて使い分けをしませんか?
 派手にやるのは「自粛」した方がいいという考え方には、個人的に賛同します。しかし、普段やる程度のことを「自粛」するのはどうでしょうか。
 この連休中、東北地方に観光に行った方が多数いらっしゃると聞いています。観光に行くことでお金をおとし、経済的な「支援」をしていることになります。支援は、義援金という形だけではなく、別の普段の形でもできる場合があると思います。経済的なものがどうにかならなければ雇用も発生しません。雇用がなければ、生活をするために必要なお金も入りません。
 普段行っていた近くのお店に行ってお金を使うことを「自粛」することにより、その店が倒産してしまう可能性もあります。これも間接的な倒産です。こういったことが続くと倒産件数は更に増え、経済は悪循環にはまります。

 「倒産件数を減らす」、というのが目的というわけではありませんが、「金は天下の回り物」。「自粛」の影響により懐に残ったお金を義援金だけでなく、支援という意識を少しもって普段使っていたことに使う生活に戻してみてはどうかと思います。徐々に戻ってきてはいるように感じていますが、体力が失われていく企業・店の体力をせめて維持できるレベルか、正直まだまだ心配です。



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2011.05.06 / コメント:: 0 / トラックバック:: 0 / PageTop↑


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Jリーグ創設元年からJリーグの試合を追いかけています。弁護士の職業よりもJリーグ観戦歴は長い(笑)
サッカーだけでなく、法律がかかわる問題を簡単にご説明いたします。

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